「次の目的地はどこにしましょうか。」
ガイドさんが2枚の用紙を私に差し出した。
それには、仮で作られた海外ツアーのプランが書かれていた。
かなえADV海外ツーリングツアー、2025年のプランを考えている2024年の末だろうか。
すでにネパール、イタリア、インド、バリ島、そして第5弾になる国。
「私が行きたのはインドです。ガンジス川が見たいです。
バラナシへ行きたいです!」
そう言ったのは覚えている。
私が唯一、強くお願いした国はインドだ。
インドについてはまた別の記事で詳しくお伝えしたい。
2枚の用紙の一つに、「かなえADV海外ツーリングツアー ウズベキスタン」とある。
ウズベキスタンってどこ?
聞くと、バイクツーリングがウズベキスタンで完結するのは世界初だそう。
バイク文化のない国。バイクが走っていない国。
そして、観光業は注目の国らしい。
全く想像できない。
でも、まぁ、きっとそこがいいだろう。
ガイドさんが推してくれる国でハズレは無い。
そして私は自分が全く知らない国に行きたいのだ。
「じゃあ、それでお願いします」
かなえADV海外ツーリングツアー企画第5弾は、こうしてウズベキスタンに決まった。
もう一枚の紙にどこの国が書いてあったのか・・・。
忘れちゃった。
ウズベキスタンへ出発
セントレアからアシアナ空港で仁川経由。
仁川空港のスターバックスが大好き。
BookCafeになっていて、広々。メニューが日本よりかなり豊富。
アイスまである。



昼間に出発、夜中にタシケントに到着予定。
時差は4時間日本が遅い。

5食目?6食目?かの食事で、機内食を食べ、寝て、いつの間にかタシケントに到着した。
私は飛行機の時間が大好きなので、長時間フライトも比較的平気。
映画は観たり観なかったり。
持ってきた「地球の歩き方」を読んだり、スマホのアルバムを整理して過ごす。
ウズベキスタンの地球の歩き方は、この時機内で初めて開いた。
簡単なウズベキスタン語だけ、この時に覚える。
ウズベキスタンに到着して第一歩目の感動とワクワク感を静かに味わう。

ウズベキスタンの首都タシケントに到着。
日本と同じくらいの気候だった。
皆さまお疲れだけど、ホテルで到着の乾杯。

これから旅を共にする大切で最高のメンバー。

映画の中のような外観のホテル「ホテル・ウズベキスタン」
どうやら高級ホテルでは無いらしい。
高級ではない、と散々聞いていた。
ソ連時代に建てられた、由緒あるホテルだ。

特に一流のサービスや、高価なホテルに泊まりにきている訳ではない。
むしろ、この歴史あるホテルに心が躍る。
他の皆様も、そんな価値観だったと思う。
朝は少し散歩をした。
ホテルの周辺は広く綺麗な公園に囲まれている。
カフェとか、お店とか、娯楽が全くない。
ただ広い道路と、公園があるばかり。
ただ、歩いていると、公園の中にアウトレッドみたいな雰囲気が現れた。
露店が少しだけ空いていたのでコーヒーを飲んだ。
参加してくれた美多さんと会って、コーヒーをご一緒したけど、これが甘くて美味しかった。

ホテルの朝食は7時からと聞いていた。
7時にホテルに戻ると、すでに沢山の人が食事をしていた。
てっきり7時にオープンしていないだろうと思っていたけど、
ウズベキスタンは、とても時間に正確だった。
この国の居心地の良さは、マナーの良さ、や、時間の使い方、人への配慮が
なんとなく日本人に似ているからだと思う。
あと、お酒を飲む習慣の人が少ないからだろう。
またこれについては最後に書きたい。
ツーリングスタート
ツーリングが始まる。
バイクをレンタル。

200ccの中国製のバイクだった。
乗りやすい。

今回はまっすぐな道をひたすら走ると聞かされていた。
苦手なやつだ。
眠くなるやつ。
こんな環境で、海外で、眠くなるなんて嘘でしょ?って思うけど
私はインドの高速道路で睡魔に襲われたw
安全運転で行きましょう!

街中、驚くほど、バイクは走っていない。
私達は異色だった。
でもそれがよかった。
ウズベキスタンの人たちは、私たちに笑顔で手を振ってくれる。
全く飽きなかった。
アジアの混沌とした雰囲気や、圧倒される交通状況はない。
ただただ走りやすい。
ただ、車達はスピードが速い。
自分の安全をそれぞれが優先して走る。
途中、露天に停まっって休憩。
こういうの大好き!

コーラを飲む。
世界中であるコーラ。普段はコーラゼロしか飲まないけど、海外では普通のコーラを飲む。
それしかないから。
美味しいね。
道路に、等間隔にテントを出して、何か物売りしている。
なんだろう。
イチゴを売っていた。

ここは一体がいちご畑みたい。
この等間隔のテントが全部イチゴを売っているの!?
どうやって買う場所を選んでいるのだろうか・・・。
イチゴは美味しかった。
北部の天国
この日は日帰りツーリングだ。
また、タシケントへ戻ってくる。
少し気が楽だ。
なんせ、ウズベキスタンツーリングの前例を知らない。
しかも200ccのバイクツーリングで、ウズベキスタンスタートは初めて。
検索しても出てこない。
どんな道か、状況下、わからなかったので、日帰りなのはとても良かった。
山岳地帯を走る。
とてもとても気持ちがいいワインディングロードが始まった。
道はいいのだけれど、道路脇の砂が多くて気になる。
こりゃ滑りそうだ。
日本と比べて・・・とか野暮なことは言わない。
ガイドさんの指示で停まった。
誘導してもらい移動すると、
「天国」

チャクバク湖。ダム湖だった。
美しくて言葉を失う。
こんなに綺麗な美しい青い景色は初めて。
こんなにも美しい景色をバイクで観にこられるなんて・・・。
大波のような感動ではなく、淡々とじんわり感動した。
ウズベキスタンはそんな国だった。

そして、今回のメンバーは、この景色を一緒に見て感動してくれる素晴らしい人達だった。
人生の先輩達だった。
何よりの感動は、それだった。

ここでも露店があって、チーズを食べた。
塩味が強い!とんでもなく

早くお昼ご飯が食べたい。ウズベキスタン料理、最初の食事はなんだろう。
チーズに刺激されて、そんなことを考えていた。
ウズベキスタンの料理 昼食 豪華肉料理
山岳を走り進めると、なんと!雪山が見えてきた。
標高が高くなるにつれ寒くなる?と思ったが、
そんな事はなかった。
ウズベキスタン料理、最初の昼食は
豪華な肉料理。

前菜は新鮮なお野菜。
ウズベキスタンで唯一の魚料理が食べられた。

ウズベキスタンで定番のドリンクも並んだ。
ヨーグルト、グリーンティ、フルーツ。
この3つがこの後も何度も出てきた。


お分かりだろうか。
ヨーグルトの減り具合・・・。
飲んだことがない塩味の強いヨーグルトでした。
フルーツは甘いジュース。なんだよろう。ザクロかな。
イズラム圏なので、豚肉は出てこない。
野菜、羊、チキンが中心。

ナンも毎回テーブルに並ぶ。
ヘルメット置き場が当然ないので、
さっきまで食事を下げるのに使っていた台?に
ヘルメットを置かせてもらったw

ウズベキスタンの食事が恋しい・・・
スキーリゾートAMIRSOY
スキーリゾートに到着。
AMISOY。

ガイドさんは、冬にここでスキーを楽しんでいるそう。
山頂が、遠く遠くに見える。
ここをのぼるの?

チケットはこのペラペラのQRコードの紙。
これ、無くさないようにしないと。

まさか。
ゴンドラに乗って標高2,290mの山頂まで登った。
ここも全く寒さは感じなかった。
むしろ日差しが眩しい。


山頂のレストランも、施設も全部新しく綺麗。

山頂は絶景。
観光スポットになっていて、カフェやフォトスポットがある。

初日のツーリングの内容としては最高だった。

少し時間が足りないくらいがちょうどいい。
ゴンドラはみんなで話しながら乗ることができた。


行きは2回も休憩したのに、なぜか帰路は全然停まらない。
流石に疲れてきた。
水分補給もしたい。
ヘトヘトになった頃に少し休んで、あと30分でホテル。
ラストスパートです。
空気が乾燥しているので喉が渇く。
自分の健康は自分で守らなければ。
そして・・・
ガイドさんにアイスが食べたい、明日。
とお願いした。
ウズベキスタン料理 夕食
またホテルウズベキスタンに戻ってきた。
この日は、ホテルの駐車場にバイクを駐車。
このホテルの外観が好き。
ここに泊まれて良かった。
夕食は「ビールが飲みたい」ビールを求めて
タクシーで近くのレストランへ。
アルコールが飲めるお店が限られる。
現地のガイドさんが用意してくれていたレストランへ行く。
メニューもすでに頼んでいてくれていた。

私はこんな時、ビールは飲まない。飲む時もあるが。
酔っぱらいたくない。
というか、私はアルコールがなくてもあっても食事や時間を同じように楽しめるのだ。
「アルコール飲めなくてかわいそう」と耳にしたことがあるが、
どうやら私とは考えが違うようだ。
人それぞれでいいのだ。


夕食も、昼食と同じ豪華な肉料理。
そして前菜には山盛りのサラダ。
野菜が美味しすぎるので嬉しい。
じゃがいもも、香辛料たっぷりのリブも、どれも絶品だった。

こうしてツーリング1日目が終了。
時差の影響もあり、この夜はゆっくり眠れた。
でも・・・
実は帰ってから、ホテルのバーでケーキを食べていた。
心躍るようなチョコケーキだ。
いつも海外ツーリングをご一緒してくれる加藤さんがケーキタイムをご一緒してくれた。
お茶は、ブラックティがグリーンティが定番。
グリーンティは日本の緑茶みたいだ。
毎日しっかり3食と、デザートも欠かさず食べたのに、
帰国後に体重の変化はなかった。
デザート以外の食事は、体に良いものばかりだった気がする。
野菜中心の食事習慣のある国の素晴らしさ。
この後の食事風景も
ブログで公開したい。
次の記事につづく
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