2021新型X-ADVの走行モード「レインモード」体感!
新型2021モデルからはスロットルバイワイヤ(以下TBW)の導入によって、
さまざまなライディングモードが設定できるようになりました
。
今まではスロットルグリップ(ハンドル右側のアクセルグリップ)を回して、
直接機械的にガソリン量を調整してエンジン出力を人間がコントロールしてたんですね。
TBWの場合、スロットルの開け閉めを電気信号に変えてコントロールするんです。
なんと、エンジン回転の調整を色々なセンサーの情報をもらった上で、
コンピューターで計算して制御してくれるんですね。
今まで人間の手の動きで制御してたのを機械側が勝手に細かく調整してくれるんです。
これにより新型XADVは走行シチューエーションに合わせた高度なライディングモードが設定できるようになったようです。
X-ADV各モード設定の役割と範囲を簡単に紹介!
・P(パワー)
アクセルを手で開けた時にスロットルバルブがどれくらいの勢いで開くかの設定
(1~3設定で、1の時は、じんわりとゆっくり開く、3の時は勢いよくガバっと開く=回転が勢いよく上がりパワー感が増す)
・EB(エンジンブレーキ)
アクセルを閉じた時に、どれくらいエンジンブレーキがかかるかの設定
(1~3設定で、1の時はエンブレがかかりにくいようにしている。3は普通にきく)
・D(DCTシフトスケジュール)
(1~4設定で、シフトアップのタイミングを変える事が出来る。1は早めにシフトアップ、遅めにシフトダウン。
4は、回転を上まで引っ張ってシフトアップ、早めにシフトダウンをすることでキビキビ走れます)
・ABS、T(トルクコントロール)も効き具を設定することができるようになってます。
これらの各設定項目を、ホンダの開発チームが最適なモードとしてチョイスし
スタンダード、スポーツ、レイン、グラベルという名前で設定しています。
峠道や追い越しの際は各設定がパワー重視でのスポーツモードが走りやすい。
今回のような雨で滑りやすい路面でゆっくり移動の際は、
エンジン回転を低くシフトアップするのも早いレインモードが良い。
疲れにくいんです!
トルクコントロールも早く効いて滑らなくて安心だしABSも優しく効いて安全に走行出来ますね。
モード設定は各乗り手の好みで変えてみよう
ただ、レインモードだから雨の日にしか使えないわけでは無い!
晴れでもリンモードがしっくりくるオーナーさんもいる!
どのシーンで、どの走行モードで走るかは
それぞれの走り手の自由なのだ!
さらに、現存の走行モードで物足りなければ
「USERモード」があり、さらに細かく設定できる。
とにかくすごいね!
YouTubeで実際に雨の日に走行モードを変えて
走ってみた様子をアップしています!